「なぜ」があるから、生きている — 感謝と問いを抱えて

小見山日記

なぜの人生

今まで出会ったすべての人に、心から感謝したい──そんな想いが胸にある。振り返ると、自分の人生は「なぜ?」の連続だった。なぜこの時代に生まれてきたのか。なぜ美容師という道を選んだのか。なぜ野球に惹かれ、なぜサーフィンやゴルフという趣味が生まれたのか。問いがあるからこそ、道が開け、色々な出会いや出来事に意味を見出せるのだと感じる。

もし「なぜ」がない人生があるとしたら、それは淡々と過ぎゆくだけの時間かもしれない。だが、問いがあることで毎日が深くなる。技術を磨く理由、誰かを喜ばせたいという衝動、風や波を感じる瞬間の高揚──すべては「なぜ?」が引き起こした感情だ。問いは時に苦しく、答えのない夜を連れてくることもある。でもその苦しみがあるからこそ、小さな答えを見つけたときの喜びは大きい。

これから出会うすべての人に、私は問いを向けてみたい。「あなたはなぜここにいるのですか?」と。それは相手の生き方を尊重し、知らない物語に耳を傾けるための合図だ。そしてもし誰かが私を必要としてくれるなら、躊躇なく駆けつけたい。手を差し伸べること、寄り添うこと、それもまた「なぜ」に対する一つの答えだと思うから。

結局、人生とは問いと感謝の往復でできている。問いが私を動かし、出会いが私を豊かにし、感謝がその循環を支えてくれる。だから今日も、明日も、私は「なぜ?」を抱えながら前に進む。もしあなたが、私を必要とする瞬間が来たら──遠慮なく声をかけてほしい。すぐに駆けつけます。

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